四天王寺公認会計士・税理士事務所ブログ

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【RIZIN40】PRIDE男祭りが帰ってきた神興行!格闘技最高!!

皆様こんにちは!大阪市阿倍野区四天王寺公認会計士・税理士事務所の奥野です。

前回の記事で書いた通り、大晦日さいたまスーパーアリーナでRIZIN40を現地観戦してきました。結局対抗戦パーカーを着てウキウキで参加しました笑
これまで個人的にRIZINはトリプルタイトルマッチをやった35が最高のイベントだと思ってましたが、今回はそれを上回る神興行だったと思います。

オープニングセレモニーは前半10試合と後半5試合(BELLATOR対抗戦)とで分けて2回やったのも熱かったです!以下簡単に各試合を振り返りたいと思います。


前半戦10試合

前半戦10試合だけでもナンバーシリーズが1つ完結するぐらい良いカードが揃ってて、KO/一本連発で、通常ならこれで終わっても「今日は神興行やったなー!」って会場を後にしたと思います。

第1試合 ○YUSHI vs 中澤達也 3R判定

正直他の試合のレベルが高過ぎて、結果的に少し浮いた試合になってしまったように思いました。
でも、中澤選手の根性がめちゃくちゃ凄かったです。

第2試合 ベイノア vs 宇佐美正パトリック○ 1R45秒KO

この試合から怒涛のような良カード連発!

宇佐美選手が全然力を入れてないかのように思える左のショートフックでベイノア選手を秒殺!
会場も沸きまくりでした。

宇佐美選手は華もあるし師匠が大好きなストラッサー選手でもあるので、今後がめちゃくちゃ楽しみです!次は矢地選手ですかね?
ベイノア選手はキャラ的にも好きな選手なのでこれからも応援しています。

第3試合 中原由貴vs 鈴木千尋○ 1R4分44秒 KO

この試合は前半戦の中で1番面白かったです!これも決着時相当会場が盛り上がってましたねー!!

予想では中原選手が勝つんじゃないかと思い、実際途中まで中原選手が得意のボクシングでかなり優勢に進めていましたが、鈴木選手の逆転KO勝ち。
鈴木選手の試合後インタビューに拠れば、後半中原選手のパンチは見えてなかったし、キックボクシングの試合も含めて1番打撃が強かったようなことを言ってましたね。逆に中原選手は思ったよりもパンチが当たるので、テイクダウンにいかずにパンチでいってしまったとのこと。

負けはしたものの中原選手の評価も落ちない本当に良い試合でした。逆に鈴木選手は次ケラモフ選手か金原選手なのかなと思いますが、勝てばタイトルマッチを組んであげて欲しいなと思います。鈴木選手、強い!

第四試合 ○ジョニーケースvs大尊伸光 1R36秒 TKO

ジョニーケース選手が強過ぎましたね…
1回目のパンチ当たった時点で大尊選手のマウスピースが吹っ飛ぶぐらいのダウンだったので、レフェリーはちょっと止めるのが遅いかなと思いました…

やっぱりジョニーケースはカッコ良過ぎですね。次こそグスタボとやって欲しい。
インタビューでRIZINで引退したいと言ってくれてたのも本当に嬉しいです。

第5試合 ○元谷友貴vs ホジェリオ・ボントリン 2R 2分56秒KO

元谷選手の一本勝ちと予想していましたが、2試合目からのKO決着に続き元谷選手もKO勝ち!本当に打・投・極全部できる良い選手ですよねー!
ボントリン選手もUFCファイターだけあって腰が重いし、レスリングの攻防はかなり見応えがありました!

来年のバンタム級は、元谷選手、井上選手、朝倉海選手、キム・スーチョル選手の4人でタイトル争いするのだと思いますが、今から楽しみです!

第6試合 平本蓮vs梅野源治 勝敗なし

エキシビジョンなので勝敗はつきませんでしたが、最後に平本選手はダウンを取るなどガチ目の試合だったと思います。体重差がある中、この試合を受けた梅野選手は凄いですね。
梅野選手は試合も勿論、煽りVと試合後インタビューの面白さも定番化してるのでこれからも継続参戦して欲しいです笑

第7試合 所英男 vs ジョン・ドッドソン○ 1R 1分43秒 TKO

元UFC1位のドッドソン選手の強さが目立った試合でした。同じフライ級となる堀口選手の試合後インタビューでは、堀口選手も強さを認めていていずれやることになるだろうと言ってましたね。

来年のRIZINフライ級は、ドッドソン選手中心に回っていきそうですね!(堀口選手はBELLATOR所属なので)

第8試合 スダリオ剛 vs ジュニア・タファ○ 1R1分38秒 KO

いやーこれまたKO決着!笑
ゴン格の写真で体がダルダルだった写真を見てジュニア・タファ選手を舐めてましたが、めっちゃくちゃ強かったですね!(グラウンドの対応力は未知数ですが)
スダリオ選手はこういう選手にも打撃でやれるところを見せたかったところもあると思うのですが、MMAらしく相手の得意分野で勝負せずにテイクダウンに行って欲しかったと思います…

ジュニア・タファ選手は是非また観たいですね!

ジュニア・タファ選手の勝利者インタビューでセコンドに来てたマーク・ハントのコメントもあり、元気そうなハントをみれて嬉しかったです^_^

第9試合 ○井上直樹 vs 瀧澤謙太 2R3分53秒一本勝ち

井上選手のニックネーム「地獄のエンジェル」(笑)感が出た圧倒的な試合になってしまいました…!

井上選手が打撃も極めもSクラスなのはわかってましたが、レスリングはSクラスではない?イメージで(本人も過去のインタビューでそんなことを言ってたような)、腰が重い元レスリング部の瀧澤選手を綺麗にテイクダウンしてましたし、レスリングも強かったですね。本当に何でも強いし、来年はキム・スーチョル選手とかアーチュレッタ選手との試合がめちゃくちゃみたいです!(アーチュレッタは日本大好きぽいので対抗戦じゃなくてもスコットコーカーさんがOK出せば来てくれそうな気がしています)

第10試合 ○伊澤星花 vs パク・シウ 判定(2-1)

前半戦を締め括る女子スーパーアトム級トーナメント決勝戦。第2試合から続いたKO /一本決着もここでストップしたものの、スプリットの判定決着というどっちが勝ってもおかしくない熱い試合になりました!
伊澤選手は3Rで踏みつけかなんか食らったときに一瞬意識飛んでたように見えたし、個人的には僅差でパク・シウ選手の勝ちかなあ?と思って観てましたが、本当に全然差は無かったです。

あと、敗者であるパク選手にリング上でインタビューするのに通訳を連れてきていなかったのはパク選手にめちゃくちゃ失礼だと思いました。この点は大会総括インタビューで榊原さんもしっかり謝っていて流石だと思いましたが。同じくインタビューでは、僅差の結果だったので両者のダイレクトリマッチの可能性にも触れられていました。確かに2人とも今のRIZIN女子スーパーアトム級も中では頭1つ抜けた存在なので、ダイレクトリマッチもアリかなあと思います。次回は判定ではなくお互いフィニッシュして欲しいですね!

後半5試合(RIZINvsベラトール全面対抗戦)

ここでもう一度オープニングセレモニーをやったのですが、なんとこれがPRIDEテイスト全開!

煽りVでPRIDEのGuerrilla Radioが流れた瞬間「マジか?!」となり、大画面に「RIZIN男祭り2022」のロゴが映し出され、高田さんの「男の中の男たち、出てこいや!」とPRIDEテーマ曲の「ダン!ダン!ダダン」で選手入場というオッさんホイホイ!
煽りV最後の選手コールのパートでさえもPRIDE仕様!!会場もめちゃくちゃ盛り上がってました!!

PRIDEで初めて本格的にMMA(なんて表現は日本ではあんまりしてなかったと思います。)にのめり込んだ自分としては、この時の感動を現地で体感できただけでも現地に足を運んだ甲斐がありました!!恥ずかしながらこの時点でちょっと泣いちゃいました笑 周辺のおじさんも「これだけで元取れたわ」と言ってる人もいましたね笑 これでもし選手入場コールがレニーハートさんだったら完璧だったのになあと悔やまれますが、早く喉が良くなって欲しいですレニーさん。

ここから更にRIZIN始まって以来最高のカードと言って間違いないベラトールとの対抗戦が5試合も観れるなんて…本当に良い大晦日になりました…!笑 格闘技最高!

第11試合 武田光司vsガジ・ラバダノフ○ 判定勝ち(0-3)

上記のような最高のセレモニーから、対抗戦1試合目でいきなりこの日1番の盛り上がりを見せた(と思われる)このカード。自分もこの日1番良かったカードはどれだと聞かれればこの試合だと答えます。

ラバダノフ選手は打撃のできるダゲスタンレスラーという情報しかなく、入場曲も凄く恐ろしげな曲でめちゃくちゃ強そうな雰囲気だったのですが、実際めちゃくちゃ強く、武田選手にパンチがクリーンヒットすればすぐに試合が終わってしまうという恐怖が常にあり、武田選手はそれを掻い潜っていかに組むかというめちゃくちゃ緊張感のある試合でした。

1Rで武田選手がダウン取られたところで終わったと誰もが思ったと思いますが、そこから盛り返したのは感動しました。2R、3Rは取ったといっても過言ではないと思います!RIZINルールがトータルマストじゃなくラウンドマストなら武田選手の勝ちだったんじゃないでしょうか。

試合後リング上で2人が讃えあっている姿や、ラバダノフ選手の試合後インタビューに武田選手が参加して照れながら「一緒に練習したい」と言い、ラバダノフ選手も快諾するという流れは本当に最高です!格闘技最高!

ラバダノフ選手も前情報が少なくただただ強いという印象しかなかったため、なんとなくドライな人と勝手に思っておりましたが、試合後インタビュー観ると凄くウェットで今後も応援したくなりました。格闘技最高!

武田選手は負けはしたものの、大会MVPだと思います!格闘技最高!

第12試合 キム・スーチョル vs フアン・アーチュレッタ○ 判定(1-2)

第11試合がこの日最高に盛り上がった試合だったのに、それと同じぐらい盛り上がった試合が更に続きました。格闘技最高!
アーチュレッタ選手が試合前に「15分間の地獄を見せてやる」みたいなことを言ってたように、本当に死闘感のある試合になりました。
どっちが勝ってもおかしくない内容でしたが、スプリットでアーチュレッタ選手の勝ちになりましたね。3Rでスーチョル選手のチョークがほぼ極まっていたと思うので、スーチョル選手の勝ちでも良かったかもと思いました。あと、スーチョル選手が上取ったときに謎ブレイクがありましたね。なんだあのレフェリー・・・(もちろんアーチュレッタ選手の勝ちでも全く異論ありません)

アーチュレッタ選手は前日計量のときや入場、勝利後マイクでも会場を盛り上げようとしてくれているのがとても伝わり、今回来てくれた5人の中で最もプロ意識の高い選手という印象を受けました。日本で戦えることを心の底から喜んでくれているのは嬉しいですね。2023年は昔ちょっとだけ因縁のあった朝倉海戦とか実現しないかな・・・
スーチョル選手も、今後の井上選手、元谷選手、朝倉海選手との試合が楽しみですね。

第13試合 扇久保博正 vs  堀口恭司〇 3R判定(0-3)

扇久保選手としては3度目の正直としてこの試合に懸けている思いは大変強いものがあったと思いますが、これまでの2試合よりもさらに差が広がってしまったような結果になってしまいました・・・
いやー、扇久保選手を打撃だけじゃなくグラウンドでも圧倒する堀口選手は本当に強いですね。BELLATORのチャンピオンにも勿論返り咲いて欲しいですが、早くUFCに行って欲しいです!
扇久保選手は次戦ドッドソン選手とやって欲しいですね。

第14試合 クレベル・コイケ vs パトリシオ・ピットブル〇 3R判定(0ー3)

この試合は、クレベル選手もピットブル選手もかなり慎重に戦っていたからか、少し動きが少なく、他の対抗戦のカードと比較して若干盛り上がりに欠ける試合になったかなという印象です。(その分緊張感が凄かったです)

クレベル選手はタイの修行の成果が出ているのか蹴り技が多彩になっており、打撃が得意なピットブル選手の打撃も1発もクリーンヒットしませんでしたし、打撃が強くなってる印象を受けました(この年齢でさらに強くなるの凄い!)
ピットブル選手はかなり慎重だったのでもっと手数を出してくれたらもっと盛り上がったのになあと個人的には思ってしまいましたが、流石の圧力!さらに、何度かグラウンドの展開になったときも特に苦も無くスッと立ち上がってスタンドに戻してて、「クレベル相手にこんな簡単に立てるの?!」とビックリしました・・・極められる気が一切しなかったですね。

判定はクレベル選手の勝ちもあり得るかなと個人的には思っていました。試合後インタビューでは、ピットブル選手が今度はクレベル選手とタイトルをかけてやりたいと言ってましたね。
もし圧倒的に負けたら、これまでクレベル選手に無双されてたRIZINフェザー級は一体なんだったんだとなってしまうので、負けはしたもののクレベル選手が世界に通用することがわかって嬉しかった!

第15試合 ホベルト・サトシ・ソウザ VS AJマッキー〇 3R判定(0-3)

対抗戦の大将戦にふさわしく、今後RIZINでこれ以上のカードが生まれることがあるのかと思っちゃうほど最高のカード。
始まった時点で22時は過ぎていたと思いますが、ここまで来ると観る方もかなり疲れていました。ただ、煽りVが始まってAJマッキー選手が入場してきた頃にはウキウキで復活してましたね笑

AJマッキー選手が侍の恰好で出場してきたのは笑いました笑 マッキー選手の試合後インタビューによると、自分が侍の恰好をするのは失礼になるんじゃないかと心配していたとのことでしたが、試合の外では知的で穏やかな感じで人間的にも魅力的な選手ですよね。

試合はマッキー選手の勝ちになりましたが、そこまで大きな差はなかったと思います。サトシ選手が打撃で結構やり合えてて凄かったです。ジョニーケース選手との合同練習の成果ですかね?
あと、サトシ選手やクレベル選手にバックを取られられたその時点で終わり、みたいなイメージがあり、今回もサトシ選手がバック取って四の字フックまでした時点で、「あー、サトシ勝った!」と思ったのですが、マッキー選手の対処が上手すぎて極めれませんでしたね・・・サトシ相手にもビビらずパウント打っていくし、強過ぎですねほんとに。

結局、RIZIN VS BELLATORの5対5の対抗戦はRIZINの0勝5敗に終わってしまいましたが、全ての試合が判定ですし、スーチョル選手、クレベル選手、サトシ選手は勝っていたという意見も多くあるようですので、世界との差はそこまで大きくない(RIZIN選手は強い!)ということがわかって大変有意義な大会であったと思います!

まとめ(今回のイベントを通してわかったこと)

  • 格闘技最高!
  • 世界との差はめちゃくちゃ大きいわけではなく、RIZIN選手は強い!
  • 格闘技最高!!
  • 格闘技最高!!!