皆様こんにちは!大阪市阿倍野区の四天王寺公認会計士・税理士事務所の奥野です。
今回は今村翔吾さんの歴史小説『塞王の楯』について読後の感想を書きたいと思います。
読んだきっかけ
これまで今村翔吾さんの作品は読んだことなかったのですが、文庫版を本屋さんで手に取ってあらすじ読んだらめちゃくちゃ面白そうだったので買ってみました。
武将とかではなく、職人に焦点を当ててる歴史小説って外れが少ない気がします。
概要
主人公は戦国時代の近江に存在した石垣職人集団「穴太衆」の若頭。ライバルは同じく近江の鉄砲職人集団「国友衆」の次期頭目。
穴太衆が作る石垣はどんな攻めをもはね返すとされ、国友衆が作る鉄砲はどんな守りをも打ち破るとされている。
では、穴太衆の石垣と国友衆の鉄砲が戦ったらどっちが強いのか?というお話。
決戦の舞台は京極高次が城主の大津城。城を守れたら穴太衆の勝ち、守れなかったら国友衆の勝ち、という単純明快かつ熱い展開。
感想
穴太衆は「石を使って城を守る」ことしかできないので守る手段が限られるように思いますが、作品中では多彩なアプローチで命懸けで城を守っていてめちゃくちゃカッコ良いです。
一方で、城を攻める側の国友衆である主人公のライバルも決して悪人ではなく、2人共それぞれの技術を使って戦を無くしたいと考えており、
ライバル側にも感情移入できます。
それ以外の登場人物も魅力のある人物が多く、本当の悪人ぽい悪人が一切でてこないので、最後まで気持ちよくハラハラ読めました。
評価
オススメ度 ★★★★★
まとめ
タワーディフェンス系のゲームが好きな人にはピッタリはまる話だと思います!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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