皆様こんにちは!大阪市阿倍野区の四天王寺公認会計士・税理士事務所の奥野です。
今回は礫川全次さんの歴史民俗ドキュメンタリー『村八分』について読後の感想を書きたいと思います。
読んだきっかけ
いつも通り大きな本屋さんの民俗学コーナーをウロチョロしていたら、『村八分』という刺激的なタイトルと、それにマッチした何となくザラついてるけど引き込まれる装丁が魅力的であったため、ついつい手に取ってしまいました。だって皆さんも気になりますよね?村八分。
概要
「村八分」というと、現代ではもう関係ない印象が強いと思いますが、なんと・・・現在もあるんですよ、村八分。
本書に拠れば、2021年5月に大分地裁で「村八分」を巡る判決があったとのことで、その内容も具体的に記載されています。
また、本書における「村八分」は何もムラ(村落共同体)のみで発生する事象を指しているのではなく、都市部の大企業のような空間でも起こり得るものとして捉えられており、実際にオリンポスで起こった事例が取り上げられています。
こんな感じで、まずは「村八分」の定義から始まり、「村八分」の歴史、「村八分」の事例、これまでの「村八分」研究、現代の「いじめ」と「村八分」の関係の考察等、「村八分」についてコンパクトまとめられた歴史民俗ドキュメンタリーとなっています。180ページ程度で難解な用語も少なく、内容の割にサラッと読めます。
評価
村八分度 ★★★★★
徹頭徹尾村八分な内容です。
オススメ度 ★★★★★
「村八分」好きにはたまらない一冊です。
まとめ
「村八分」みたいな陰湿なことはやめましょう!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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