四天王寺公認会計士・税理士事務所ブログ

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【読書感想文】『鵼の碑 』京極夏彦

皆様こんにちは!大阪市阿倍野区の四天王寺公認会計士・税理士事務所の奥野です。

今回は2023年9月14日に発売された京極夏彦先生の小説『鵼の碑』について書きたいと思います。

私と京極夏彦について

学生時代にめちゃくちゃハマり、いわゆる京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)は全部読み、巷説百物語シリーズも『前~』まで読みました。
京極先生がメンバーになっていた「怪談之怪」の怪談を聴きに行ったり、妖怪雑誌である『怪』や『コミック怪』を買ったり、その影響で鳥取まで妖怪検定を受けに行ったりしました(3回も笑)

小説だけでなく、『妖怪の理 妖怪の檻』のような京極先生の妖怪研究の単著まで読みました。
普段あまり映画館行かないのに『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』は映画館に観に行きました。
ちなみに妖怪検定は合格率10%ぐらいの「妖怪検定上級」に落ちてから受けるのやめてしまいましたが、まだやってるならいずれリベンジしに行きたいです(論文式の試験で、私は『水木しげるの功罪』というタイトルで書き、落ちました笑)


という感じで、京極先生はめちゃくちゃ好きです笑
とはいえ、社会人になってからは自分のミステリーと妖怪への興味が薄れたこともあり読む機会が減ってしまったのですが、
数年前に新撰組の土方歳三を題材にした京極先生の『ヒトごろし』を読み、これまでにない斬新な(でも妙にリアルで納得のいく)土方解釈で京極先生は凄いと改めて確信しました。めちゃくちゃ長いですが、土方が好きな方には是非お勧めしたいです。

京極堂シリーズでは『鉄鼠の檻』『魍魎の匣』が好きな2トップです!

概要

wikipediaによると、京極堂シリーズはこんな感じの内容です。

1950年代の戦後日本を主な舞台とした推理小説で、民俗的世界観をミステリーの中に構築している点が特徴[1]。個々の作品のタイトルには、『画図百鬼夜行』などの鳥山石燕の画集に描かれた妖怪の名が冠せられている。妖怪は作中に実体としては登場しないが、その妖怪に見立てられた奇怪な事件を「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑き物落とし」として解決する様を描く。作品内では民俗学、論理学など様々な視点から妖怪の成り立ちが説かれる。「憑き物落とし」が「事件の種明かし」になることで、推理小説の枠内で語られることが多いが、推理小説的な「トリック」に重きを置かない伝奇小説的な作品もある。<< wikipediaより引用

本作『鵼の碑』ですが、『邪魅の雫』以来京極堂シリーズの17年ぶりの最新作!ということで発売日に買いに行ったものの、これがまたいつも通り分厚い・・・笑
自分はノベルス版(新書版)を買いましたが、832ページで厚さ4.6センチもあります・・・単行本では1280ページで厚さ6.6センチ、重さ1.2キロとのこと・・・笑
というわけで、買ったものの読み始めるのに勇気が要り笑、読み出してからも2,3週間に渡ってちびちび読んでやっと最近読み終わりました。

一般的な文庫本と比べたときの厚みがすごい・・・笑

今作は過去作に出た登場人物がかなり多く出ているのですが、何分17年前の『邪魅の雫』以来一度も復習せずに読んだため、サブキャラの特徴が思い出せず苦労しました・・・(これは自分のせいです笑)
また、メインキャラでは榎木津と京極堂が好きなのに、京極堂はかなり出番が少ないし、榎木津も活躍する場面がほとんどなかったところは少し残念です。
しかも、今回は事件の内容がリアルタイムで起きているものではなく過去の事件を掘り返す内容だったのもあり、ハラハラドキドキ感がかなり薄かったです。


それでも、830ページを飽きずに読ませる面白さは流石ですが、「京極堂シリーズ面白さランキング」では下位グループに入るかな、というのが正直なところです。
(あくまでも京極堂シリーズ内のランキングであって、内容自体は確実に面白いです!)

評価

分厚さ ★★★★★ 
この分厚さからまず面白い!流石「レンガ本」


オススメ度 ★★★★★ 
読後の感想は置いといて、京極ファンなら読まざるを得ないと思います。

まとめ

ノベルスの帯によると、次作は『幽谷響(やまびこ)の家』だそうです。楽しみに待ちましょう!